ノンバンクの金利は高い?上手くノンバンクと付き合うテクニック

ノンバンクのビジネスローンやカードローンは金利が高いというイメージの人は多いでしょう。

 

実際に銀行融資や銀行カードローンと比較すると金利設定は高くなっています。

 

しかしそれでもノンバンクのビジネスローンやカードローンを上手に活用することは可能です。

 

金利が高いということと実際に負担する利息の金額が大きいというのは同じではないからです。

 

今回はノンバンクの融資商品を活用する方法をご紹介しましょう。

 

 

ノンバンクの金利はなぜ高いか?

最初にノンバンクとは何か、なぜノンバンクの金利が高いのかを解説しましょう。

 

ノンバンクと銀行の違い

銀行などの金融機関は銀行法によって厳しい規制を受けています。

 

銀行は不特定多数の預金者からお金を預かっているので、民間企業であっても公共的な役割を担っているので厳しい制約があります。

 

一方でノンバンクは貸金業法によって規制されている金融業者(貸金業者)です。

 

銀行と同じように厳しい規制を受けていますが、規制内容は貸付に関することだけに限定されています。

 

貸金業者には消費者金融会社・クレジットカード会社・信販会社・リース会社などがありますが、個人でも貸金業の登録は可能です。

 

銀行もノンバンクも貸付金利に関する規制はほとんど同じで、利息制限法と出資法によって規制されています。

 

特に上限金利に関しては出資法が改正されてからは、まったく同じで年20%が上限と定められています。

 

それではなぜ銀行とノンバンクでは貸付金利に大きな差があるのでしょうか?

 

資金調達方法で貸付金利が違う

小売店は商品を仕入れして、それよりも高い金額で消費者に売却することで利益を得ています。

 

金融機関も同じように資金を調達して資金調達コスト以上の金利で貸し付けることで利益を得ます。

 

日本政策金融公庫など国の機関は財政融資資金借入金、政府保証債、財投機関債、政府出資金等、ほかの金融機関とは違う特殊な資金調達を行なっています。

 

資金調達コストはかかりますが、日本政策金融公庫は国の機関としてそれほど大きな利益を必要としないので低金利での融資が可能です。

 

また銀行や信用金庫などの金融機関は、預金を集めることで資金調達が可能です。

 

預金金利を上回る融資金利を設定するので、それほど大きな資金調達コストにはなりません。

 

これに対して貸金業者であるノンバンクは、基本的に銀行からの借入によって資金を調達するのが一般的です。

 

つまり貸金業者は資金調達コストが最も高いので、消費者や事業者に貸し付ける金利はさらに高くなるのです。

 

審査基準によっても貸付金利が違う

金融機関やノンバンクが金利を設定する場合に重要な要素となるのが貸倒れリスクです。

 

融資事業には常に貸付金を回収できないというリスクが伴います。

 

このリスクが低いほど金利も低くなるのです。

 

ノンバンクの客層には金融機関の低金利融資を受けられない客層も含まれるので、一般的にはリスクが高く未払いの可能性も高くなります。

 

そのためリスクを含めた金利設定をするので高金利となります。

 

これについては正常に支払っている人も同じように高金利となる不公平感があります。

 

しかし、正常利用を続けていれば次の利用では金利は下がる可能性が高いので、必ずしも不公平にはなりません。

 

また、ノンバンクの融資可能額が銀行融資と比べて少額融資となることも、リスクが低いことにもつながり審査基準が低い理由のひとつとなっています。

 

担保の有無で貸付金利が違う

未払いのリスクが低ければ金利も低くなるというのが、金利設定の基本です。

 

そのため不動産などの担保を提供することで金利を下げることが可能となります。

 

不動産担保ローンや住宅ローンといった担保融資の金利が低いのも、万一の場合に不動産を処分することで未払いのリスクがほとんどないことが理由です。

 

担保は不動産だけではなく、金銭に換えることができるものであれば担保提供が可能です。

 

預金や売掛債権、株式なども担保として提供することができます。

 

また連帯保証人を付けることも「人的担保」と呼ばれているように、担保提供と同じ効果があります。

 

ノンバンクは無担保・保証人なしが原則なので必然的に貸付金利が高いという仕組みです。

 

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ノンバンク活用法

高金利のノンバンクですが使いかたによっては高金利をカバーして充分にメリットがある利用ができます。
ノンバンクの効果的な使いかたをご紹介しましょう。

 

ノンバンクのメリットは審査スピード

銀行などの金融機関で融資を受ける場合、特に事業資金調達の目的では申し込みから融資実行まで数週間かかるのが一般的です。

 

担保提供や第三者保証人を付ける場合には、さらに時間がかかることもあります。

 

その点ノンバンクに申し込みすると審査回答は数分、融資実行は早ければ当日、遅くても数日で実行されます。

 

ノンバンクの審査システムが銀行と違う点や、提出書類の少なさ、無担保。無保証人が原則といった点が審査の速い要因となっています。

 

事業資金に関しては融資金額がそれほど大きないということも審査スピードの速さにつながっています。

 

ノンバンクを利用するときはこのスピード審査を生かして、すぐに資金が必要な場合に利用しましょう。

 

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ノンバンクは短期利用する

ノンバンクは高金利というデメリットがありますが、そのデメメリットを感じさせない使い方があります。

 

高金利が大きなデメリットになるのは高額利用と長期返済で利用した場合です。

 

少額を短期利用すれば実際に支払う利息の総額は少なくなるので負担になりません。

 

同じ100万円・年15%の借入でも3年で返済するのと1年で返済するのでは利息の総額はかなり違います。

 

返済期間 利息総額
1年 約83,000円
3年 約248,000円

 

上記の例でわかるとおり返済期間が長くなるほど支払う利息総額が大きくなります。

 

そのためノンバンク融資を分割払いするときは、なるべく短期で少ない融資額の利用を心がけることで利息の負担を軽減することができます。

 

ノンバンクの融資商品

ノンバンクでは個人向けから事業者向けまでさまざまな融資商品を提供しています。

 

融資形態には「証書貸付」と「カードローン方式」がありますが、それぞれ特徴があります。

 

証書貸付

融資契約ごとに契約書を作成する単独融資タイプ。

 

カードローン

カードを発行して利用枠の範囲内で何度でも融資を受けられるタイプ。
また目的別に融資商品を分けることもできます。

 

目的ローン

自動車ローン、増改築ローン、教育ローンなど目的別の融資商品。
証書貸付タイプで比較的低金利。

 

フリーローン

資金使途自由の融資商品でカードローンタイプが主流。

 

担保ローン

個人向け住宅ローンや不動産担保ローンなどもある。

 

事業者融資(事業者ローン・ビジネスローン)

個人事業主でも事業用資金に利用できる融資商品。
カードローン方式のビジネスカードローンもある。

 

増改築など高額な利用をする場合は、目的ローンを利用すると金利が低いので利息負担を軽減することができます。

 

基本的には無担保ですが、不動産担保ローンなどもあるので高額利用であればさらに低金利で利用できます。

 

目的に合わせた使い方をすると、ノンバンクローンでも金利負担を軽減した活用も可能です。

 

ノンバンクを利用するときの注意点

ノンバンクを利用するときはメリットだけでなくデメリットも理解した上で使いましょう。
利用者にとって最も大きなデメリットとしては金利が高いことです。

 

ただし出資法で貸付金利の上限が定められているので、10万円以上の借入では最大でも18%です。
100万円以上ではさらに15%が上限となるので、カードローンは100万円以上の利用枠で申し込みましょう。

 

カードローンは利用枠によって金利が決められていることが多いので、100万円の利用枠であれば10万円の借入でも15%が適用されます。
さらに何度も利用して実績を積むことで利用枠は増枠され、金利も下がります。

 

また、もうひとつの注意点はリボ払いをなるべく利用しないことです。
カードローンで返済方法をリボ払いにしてしまうと、長期返済になり金利負担が大きくなります。

 

ノンバンクのカードローンは特に金利が高いので、一括払いと少額利用をメインに利用しましょう。

 

まとめ

ノンバンクを利用する場合は事業融資、個人融資を問わず金利に気をつけることが重要であることがお分かりいただけたでしょうか?

 

ノンバンク融資でも実績を積み重ねれば金利は低くなりますが、事業融資の場合は銀行融資と比較すると圧倒的な金利差になります。

 

金利そのものは引き下げるのにも限度があるので、デメリットを理解した使い方を徹底しましょう。

 

特に経営者が事業融資としてノンバンクを利用する場合は、短期返済ができて融資額が少ないつなぎ資金専門として利用するといいでしょう。

 

銀行融資と比べて個人事業主も融資対象となることが多いので、銀行融資では審査が通らない個人事業者でも利用可能です。

 

まだノンバンクを利用したことがない経営者は、この機会にノンバンク融資を活用してみましょう。

 

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