セゾンファンデックス 不動産担保ローンの使い勝手がいい!?メリットと注意点を解説

個人事業主や経営者にとっては資金調達をいかにして効率よく調達できるかは重要な課題と言えます。

特に融資で資金調達する場合は、低金利融資を活用することが必要です。

不動産を担保として提供すれば無担保融資と比べて格段に低金利で借入ができます。

しかし銀行などの金融機関では不動産を担保にしても、取引がまったくなければ融資審査に時間がかかり、資金調達のタイミングを逃すことになりかねません。

そこでセゾングループの消費者金融「セゾンファンデックス」が提供する不動産担保ローンを活用してみてはいかがでしょうか?

セゾンファンデックスの不動産担保ローンとは?

株式会社セゾンファンデックスはクレディセゾングループの一員として、30年以上の業歴がある消費者金融会社です。

セゾンカードのクレディセゾンの完全子会社なので、安心して利用できるというメリットがあります。

セゾンファンデックスでは無担保融資も取り扱っていますが、大手消費者金融と比較すると事業者向けサービスにも力を入れていて、特にネット申込が可能な不動産担保ローンに特徴があります。

セゾンファンデックスの不動産担保ローンの商品概要は以下のとおり。

利用目的 ・設備投資
・運転資金(仕入れ/買掛金の支払いなど)
・事業者ローン組換えなど
対応エリア 一部地域を除く全国
契約対象者 ・法人または個人事業主
・満20歳以上70歳以下、完済時85歳未満
 ※個人事業主の利用可能年齢
・日本国籍、または永住許可を有する
融資金額 100万円~3億円
融資年率 ・変動金利 2.60%~4.40%(2020年4月1日現在)
 ※1回利率見直し。4月1日を基準日として同年6月5日より新利率を適用
 ※※みずほ銀行の長期プライムレート +1.65%~3.45%
・固定金利 4.50%~9.90
 ※変動金利または固定金利の適用についてはセゾンファンデックスの審査により決定
実質年率 15.0%以内
 ※事務手数料、調査料などを含め年率に換算
融資方法 銀行口座への振り込み
担保 法人、代表者または代表者の親族が所有する不動産
 ※抵当権の順位は問わない
連帯保証人 原則不要
 ※法人の場合は、代表者の個人保証が必要
 ※三親等内の親族が担保提供する際は連帯保証人となることもある

不動産担保ローンは法人や個人事業主を対象とした事業資金向けの担保融資です。
不動産を保有している法人や個人事業主の方は検討してみるのも良いのではないでしょうか。

セゾンファンデックスの不動産担保ローンのメリット

セゾンファンデックスのメリットはどこにあるのでしょうか?
ポイントをまとめます。

・全国対応なので店舗が近くになくても利用可能
・最高3億円借入ができ、最長25年での返済が可能
・変動金利と固定金利を選択可能
・代表者の親族の不動産も対象

不動産担保ローンは地元の金融機関を利用するのが一般的ですが、金融機関の場合は取引が長くないと事業資金融資が難しいというデメリットがあります。

その点セゾンファンデックスは過去の取引実績に関係なく、全国どこからでも申し込みできるのは大きなメリットです。

さらに融資限度額も高く、返済期間も最長25年と長いので、高額な設備資金や開業資金にも十分対応することができます。

また、銀行の融資の金利はほとんどが変動金利ですが、セゾンファンデックスの場合は変動と固定を選択できるのもメリットのひとつです。

変動と固定のどちらを選択するかは、基本的に金利が下降傾向の場合は変動金利、上昇傾向の場合は固定金利を選ぶのが一般的です。

セゾンファンデックスの金利設定は、他社と比較して固定金利よりも変動金利が低金利の設定なので、おすすめは変動金利です。

なお原則として不動産担保ローンの対象となる不動産は法人や法人代表者、個人事業主名義の不動産となります。
ただし、セゾンファンデックスでは3親等以内であれば親族名義の不動産でも取扱可能で、抵当権の順位も制限がないので幅広い不動産が対象となります。

3親等以内には兄弟姉妹はもちろん、おじ、おば、曾祖父母まで含まれるので、ほとんどの親戚は対象となるのではないでしょうか。

セゾンファンデックスの不動産担保ローンのデメリット

セゾンファンデックス不動産担保ローンのデメリットにはどういった点が挙げられるでしょうか。
こちらのポイントも確認します。

・事務手数料、調査料あわせて2.0%と高め
・店舗契約できないと手数料として2~4万円(税別)かかる

手数料関連が他社と比べると高い設定になっていますが、低金利のメリットと比較すると一時的な手数料が高くても最終的にはメリットが上回るでしょう。
ただし借入金額が大きく返済も長期になる場合に限られるので、それほど融資金額が大きくない場合は事務手数料の安い不動産担保ローンを選びましょう。

セゾンファンデックスには東京本社と大阪支店しかありません。
契約時に店舗で直接手続きをしなかった場合、2~4万円の手数料がかかってしまいます。
この手数料はデメリットですが、交通費がかかると考えた場合は地域によっては大きなメリットにもなります。

セゾンファンデックスの審査は厳しい?ポイントはある??

セゾンファンデックスの不動産担保ローンの審査について、公式ページにある「よくある質問」などから審査基準を探っていきます。

Q1:決算書が赤字でも申込みできますか?
 A: お申込み可能です。決算内容の不安点は、事業計画書をご提出いただきまして今後の経営改善案をお教えください。

Q2:創業資金(開業資金)でも申込みできますか?
 A: お申込み可能です。創業計画書をご提出いただきまして、審査をさせていただきます。
   フランチャイズ加盟の場合は、加盟金からお取扱い可能です。

Q3:会社を設立したばかりで決算書がまだないですが申込みできますか?
 A: お申込み可能です。事業計画書をもとに、審査が可能です。

赤字決算の場合、銀行融資ではほとんどが審査を通過しません。
まして、会社を設立したばかりで決算書も提出できず、銀行取引がない場合は申込み段階で断られてしまいます。

銀行では弾かれるような法人や個人事業主でも申込み対象となっており、セゾンファンデックスの審査は銀行審査に比べると審査難易度が低いと言えるのではないでしょうか。

ただし抵当権の設定順位が低くても取扱可能なので担保余力がない場合には、それなりの返済能力は必要となるでしょう。

反対に担保価値が充分あると判断されれば、多少返済能力が弱いと判断されても審査を通過する可能性は十分にあります。

セゾンファンデックスの申込みはWebからが便利

銀行融資は申込から融資までの期間を23週間、政府系金融機関の日本政策金融公庫だと最低3週間は必要となります。

特に不動産を担保にする場合は、担保評価や抵当権設定にも時間がかかるので、実行までの期間はより長くなる傾向があります。

それではセゾンファンデックスの場合は申込から融資実行までどれくらいかかるでしょうか?
セゾンファンデックの申込方法はインターネット、電話、FAX、郵送の4種類ありますが、最も便利なネット申込の流れを見てみましょう。

1.申込フォーマットに入力して送信
2.最短即日に仮審査結果を通知
3.審査必要書類の提出
4.書類提出から最短3営業日で本審査の結果を通知
5.契約に必要な書類を提出
6.契約手続き完了後に融資実行

セゾンファンデックスでは申込と契約の時にそれぞれ必要書類を提出する必要があります。
申込をしてからあわてて準備するのではなく、事前に必要書類はそろえておきましょう。

法人が提出する書類

法人代表者の本人確認書類
・運転免許証 / 運転経歴証明書
・パスポート
・健康保険証など
 ※いずれか1点を提出
法人代表者の住民票
 ※世帯全員分の記載
法人代表者の収入証明書
・源泉徴収票
・確定申告書
・課税証明書など
法人の本人確認等書類
・商業登記簿謄本
決算報告書
 ※直近2期分
事業計画書
 ※新規事業の場合は、創業計画書など
法人および担保提供予定者の納税証明書
・固定資産税
・所得税
・住民税など
担保予定不動産のローン残高確認書類
・残高証明書
・返済予定表
・返済口座通帳など

個人事業主が提出する書類

本人確認書類
・運転免許証 / 運転経歴証明書
・パスポート
・健康保険証など
 ※いずれか1点を提出
住民票
 ※世帯全員分の記載
収入証明書
・源泉徴収票
・確定申告書
・課税証明書など
事業計画書
 ※新規事業の場合は、創業計画書など
担保提供予定者の納税証明書
・固定資産税
・所得税
・住民税など
担保予定不動産のローン残高確認書類
・残高証明書
・返済予定表
・返済口座通帳など

契約時に必要な書類など(共通)

・実印
・印鑑証明書(3ヶ月以内のものを2)
・銀行届出印
・登記済権利証

まとめ

セゾンカードは聞いたことがあってもセゾンファンデックスは聞いたことがないという人もいるでしょう。

しかしセゾンファンデックスは30年以上の業歴がある信頼できる消費者金融です。

不動産の価値が高いほど審査も通過しやすく低金利で高額な事業資金にも対応することが可能です。

審査スピードも銀行融資と比べると速いというメリットもあります。

法人や代表者名義の不動産がなくても、親族名義の不動産でも対象となるセゾンファンデックスの不動産担保ローンを活用してみましょう。

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