安定した会社経営に必要な運転資金とは
会社経営にとって運転資金は重要な要素であり、その名前の通り、経営に必要な資金のことを指します。
運転資金を算出する計算方法は、「運転資金=売上債権(売掛金・受取手形)+棚卸資産-仕入債務(買掛金・支払手形)」の計算式で出すことができます。
一般的に事業を開始して間もない時期は収入が安定しません。
また、商品(在庫)がなければ売上げを得ることができないため、最初に資金を投じて買い足しする必要があります。
運転資金が必要な理由
例えば、自身が雑貨を販売するお店を開業しようとした時をイメージしてみてください。
お店の場所などは別として、まずは最初に開業するには設備投資はもちろん、売る商品・取り扱う商品を用意しなければなりませんよね?
商品がない状態では売上げが増えることはまずありません。
これが売上げを得る前に必要な仕入れ代金であり、棚卸資産となります。
300万円の棚卸資産があるからこそ、後々に300万円分の売上げ見込み・回収が可能となるのです。
棚卸資産を維持するのも運転資金の大きな役割です。
また、ビジネスモデルにもよりますが、これらの在庫が売れたからと言ってもスグに収益になるかどうかは別物という点にも注意です。
特に企業と企業の取引などでは、その場で資金を支払ってくれるケースは少なく、実際には、月末締めの翌月末払いがほとんどです。
これらの取引先からの入金が確認できるまでは売上債権となる状態で、売上げとしての数字はあるものの、実際には現金が手元に届いていない状態となります。
それらの資金の入出金によるズレの穴埋めも運転資金で行う必要があります。
補足としては、事業安定させるまでの準備資金も重要です。
最低でも売上げが見込めない状態が半年~一年間続いたとしても固定費を払えるだけの資金を準備しておくことが大切です。
運転資金の融資を受ける方法
法人や個人事業主によっても都合は異なりますが、自己資本で運転資金をまかなえるのであればそれに越した事はありません。
しかし、全ての費用を自己資金でやりくりするのは正直難しいかもしれません。
すぐ売上げが見込めない起業直後や事業立ち上げ当初などであればなおさらです。
そんな時は銀行をはじめとする外部の金融機関から融資を受けるのが一般的です。
銀行融資では貸借対照表や損益計算書を参照しながら審査が行われます。
基本的に銀行が審査をするにあたって注視しているのが、返済原資があるかどうかです。
・棚卸資産やサービスで売上げが見込めるか
この2点は大きな審査ポイントとなると考えてよいでしょう。
銀行は低金利での借入が可能ですが、審査や手続きに時間がかかる傾向があるため、予期せぬ運転資金の資金調達においては対応が遅れるケースもあります。
運転資金が不足すると事業運営にも影響がでるため、資金繰りなどを通じて、いくらの資金が必要なのか、いつ頃に資金が足りなくなるのかなど経営者としてアンテナを張っておくことが重要です。
資金調達が必要になるケースとして、賞与や納税などの季節資金、回収に伴う短期資金や長期資金の影響も受けることになります。
素早く運転資金を調達するにはカードローン
売上高の増加を目指すとなると必然的にかかえる在庫も増加することになります。
つまり、資金力ない中小企業では、事業拡大においてそれだけの運転資金の融資を受けなくてはならなくなります。
運転資金が増やして在庫を増やしても売上げに繋げなければ意味はありません。
企業内の資金を円滑に回していると自然と運転資金も少なくなります。
要は、立替えてからの在庫を抱えている期間、売上代金の回収期間を短くするなどスムーズにお金が潤滑すると運転資金は少なくて済みます。
運転資金を押さえることは、結果的に融資に対する利息の支払いを抑えられたりとメリットは多くあります。
理想は自己資本で運転資金をまかなえるようにしておくことですが、たとえ、資金があったとしても支払いの回収遅れなどは外的要因もあります。
そこでおすすめなのが、法人向けカードローンで運転資金の調達に備えることです。
アイフルグループから発行されている経営者・個人事業者向け専用の「AGビジネスサポート」は、全国にあるコンビニなどの提携ATMからキャッシングすることができます。
セブン銀行ATMを初め、ほぼ24時間利用できる提携先の銀行ATMもあるので、予期せぬ資金不足にもスマートな対応が可能となります。
また、年会費・入会費も無料な点も見逃せないポイント。
一枚持っておくと資金がピンチの時に企業の大きな助けとなることは間違いないカードです。