ビジネスローンで事業資金を即日借りるために
急遽、事業資金が足りなくなっても法人カードローン(ビジネスローン)を活用すれば最短即日で融資を受けることができます。
ここで気をつけておく点として、あくまでも「最短で即日」なので実際は申し込みから融資までに数日かかることもある点を事前に理解しておかなくてはなりません。
しかし、ビジネスローンの中には即日融資の実現に限りなく近い消費者金融系が提供するサービスもあります。
ここでは事業資金を最速で借りれるビジネスローンと確認ポイントを紹介していきます。
まずビジネスローンについての理解
ビジネスローンは、昨今、消費者金融や信販会社、銀行などが提供している個人向けカードローンとは別物になります。
お金を借りられる点では何も変わりはありませんが、資金使途(利用目的)に違いがあります。
原則、借入したお金を自由に使うことができるのがカードローンの特徴ですが、唯一、使い道として利用できないのが事業用資金を目的としたケースです。
カードローンで借りたお金を生活費や交際費などに利用する分は何も問題ありませんが、従業員への給与支払いや設備投資などの事業に関連する資金使途は認められません。
その点、ビジネスローンは個人経営者や中小企業の代表者を融資対象としています。
また、消費者金融系のカードローンには個人事業主としての申し込みする場合は事業性資金として利用できるものもあります。
ビジネスローンが融資スピードに強い理由
一般的に公庫融資(日本政策金融公庫)や銀行融資は申し込みしてから融資までに早くても数週間かかると言われています。
原則、金融機関から融資を受ける際には担保や連帯保証人が必要になります。
これは貸付したお金を何らかの理由で債権回収できなかった場合のリスクを減らすためです。
所得面の確認のほかにも担保や保証人の確認も行われることになるので、結果的に融資までに時間を要することになるのです。
しかし、ビジネスローンや個人向けカードローンに関しては無担保・無保証人で融資を受けられる特徴があります。
第三者保証人を探す必要もありません。
また柔軟な契約方法もスピード融資を実現させている理由の一つだと考えられます。
往来の融資は店舗窓口に出向いて審査担当者と直接の交渉が一般的でしたが、インターネット環境が急速に改善されたことで申し込み方法が大きく変わりました。
ビジネスローンを提供するほとんどの会社が、今やインターネット申し込みに対応しています。
また、指定口座への振込融資という選択肢も出てきたことで、来店不要でも事業融資を受けることができるようになりました。
事務所に居ながらでも融資手続きを進められる環境になったことは、即日融資の実現に大きく貢献していると考えられます。
即日借りられるかは審査・時間次第
申し込みや契約方法が改善されても即日融資を実現させるためには他にも注意しなければならない点があります。
振込融資に関しては銀行の営業時間の影響を受けることになります。
また、ビジネスローンではローンカードを活用してATMからお金を出金することも可能ですが、このカードの受け取るタイミングも即日融資には重要なポイントとなるでしょう。
カード受取などに郵送を活用すると数日間は要することになります。
例え、審査回答が早くても即日融資を実現するためには振込・カード発行にも即日対応してもらわなければなりません。
振込融資であれば平日15時の銀行窓口の営業時間内に入金を済ませておかなければなりませんし、それ以外の時間帯での申し込みならローンカードを受け取る必要があります。
申し込みの時間が遅すぎたり、提出書類の不備などで審査時間が延びてしまうとビジネスローンであっても即日融資はかなり厳しくなってくると考えられます。
ビジネスローンへの申し込み前の確認事項
公的融資や銀行融資と比較してもビジネスローンの金利は高めに設定されているため、短期間での借入が前提としてあります。
不必要に借りてしまうと返済負担が重くのしかかることになるので気をつけましょう。
その他にもビジネスローンを利用する際には確認しておくことがいくつかあります。
必ず申し込み前に確認しておきましょう。
・業歴
・所得証明(決算書・確定申告書)
・借入方法
・税金未納/債務超過(事故情報)
全てそのままの意味ですが、一つずつ確認しておきます。
限度額は自分の希望額に対応できるビジネスローンであるかどうかの確認です。
ビジネスローンの審査は決算書などの経営状況から融資額を決められますが、今回だけでなく後々の利用も視野に入れて限度額の確認は事前に必ずしておきましょう。
複数のビジネスローンを利用するよりも一社と長く付き合うことをオススメします。
また業歴も重要なところで貸付条件として2年以上の業歴を求められることがほとんどです。
所得証明書の提出条件にも関連してきますが、過去2期分の書類が必要になるビジネスローンが多くあるので注意しておきましょう。
また、申込者や企業として税金の滞納をしていないか、過去の信用取引に問題がないことは言うまでもありません。
しかし、最も重要な確認事項は「本当に今融資が必要かどうか」の見極めです。
本来、日頃から資金繰りをキチンとしていれば、イレギュラーなものは除けばキャッシュ不足になることを予測することができます。
前述しているように金利が高いビジネスローンは多用するためのものではありません。
ピンチの時だけの必要最低限の利用が望ましいと言えます。
キャッシュが不足することが判明した段階で、銀行融資や公庫融資への申し込みを済ませておけば低金利で融資を受けられる可能性もあります。
即日借りれる可能性が高い消費者金融系ビジネスローン
ビジネスローンを提供している会社は銀行も含めて多数ありますが、やはり、スピード融資という観点では消費者金融系の個人事業主向けビジネスローンが最も可能性が高いと言えます。
・アコム ビジネスサポートカードローン
専業系のカードローンでは即日融資の実現性がなぜ高いのかというと、契約方法に自動契約機があるからです。
自動契約機は店舗と同じように街中に設置されていますが、設置数が豊富なので利便性が圧倒的に高いという特徴があります。
契約に問題がなければその場でローンカードを発行してもらうことができます。
もちろん、自動契約機であれば土日祝日も営業しているので契約手続きができます。
実際に大手消費者金融でもあるSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)に本当に即日融資が可能なのかを問い合わせしてみました。
初めてプロミスを利用されるのであれば30日間無利息期間も適用されます。
提出書類に違いがあり、事業実態を証明するものや確定申告書などの事業所得の確認に時間がかかるためです。
混み具合にもよりますが、審査だけで1時間~2時間のお時間をいただくことが多いです。
審査時間は状況によって変わりますが、お急ぎの場合、少しでも早く申し込みください。
個人向けのカードローンであれば最短で1時間~2時間ほどでカード発行されるプロミスですが、自営者カードローン(ビジネスローン)への申し込みの場合はもう少し時間に余裕を見ておかなくてはなりません。
待ち時間を無駄にしないためにもインターネット申し込みからしておくと良いでしょう。
インターネット申し込み
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仮審査(結果連絡)
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必要書類の提出(WEB・FAX・郵送)
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本審査(結果連絡)
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契約完了(融資)
ただ、消費者金融業者としては事業融資をメインとしている訳ではないこともあり、限度額が他のビジネスローンと比較した際に低めになっている点には注意が必要です。
限度額が高いビジネスローンとしてはアイフルのグループ会社でもあるAGビジネスサポートがおすすめ。
即日での借入は難しくても審査の翌日には融資してもらえたという意見もあります。
サービス名 | 限度額 |
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AGビジネスサポート | 1,000万円 |
ビジネスパートナー | 500万円 |
プロミス自営者カードローン | 300万円 |
オリックスVIPローンカードBUSSINESS | 500万円 |
ビジネスローンは融資スピードが早い分、金利が高いので返済計画をキチンと立てておくことが必要です。
金利も高いと言っても利息制限法に基づいて年率20.0%を超えることはありませんし、利息も借入日数に応じて発生します。
100万円×15.0%÷365×7日=2,877円
100万円という売上を即日で用意することは困難かもしれませんが、借入して1週間で返済できれば利息負担も2,877円と最小限に食い止めることができます。
急がば回れではないですが、審査スピードに優れているビジネスローンでも書類不備や誤字・脱字がないように気をつけて上手く資金調達に活用してみてはいかがでしょうか。